別荘を相続したけどどうすればいい?売却と所有のどちらがいいのか詳しく解説

皆さんは突然別荘を相続することになって困ったことはありませんか?

いきなり別荘を相続しても扱いに困るという人は売却する選択肢がありますが、所有することで資産運用において有利になるなどのケースもあります。

本当に別荘を売却するべきなのかすぐに決断するのではなく、所有するメリットやデメリットも踏まえたうえで決めるのがおすすめです。

それでは、相続した別荘を売却・所有する場合のメリットやデメリットなどをご説明します。

相続した別荘を売却するメリット

相続した別荘を売却するメリットは、以下の通りです。

  1. 維持管理の負担から解放される
  2. 税金や維持コストを削減できる
  3. 不動産を手放すことによる資産バランスの崩れ

それでは、相続した別荘を売却するメリットについてご説明します。

維持管理の負担から解放される

別荘は日常的に使用しないことが多く、空き家状態が続くと想像以上に維持管理の手間がかかります。

建物や敷地の定期的な清掃、害虫や雑草の対策、経年劣化による修繕工事など、時間もお金も消耗してしまいます。

こうした負担は所有しているだけで精神的なストレスになることも少なくありません。

売却によって別荘を手放すことで、これらの管理負担や費用から完全に解放され、自由な時間と経済的な余裕を得ることができます。

税金や維持コストを削減できる

別荘を所有し続ける限り、たとえ利用頻度が低くても毎年固定資産税や都市計画税といったコストがかかります。

また、リゾート地などに位置している別荘の場合、地域によってはリゾート管理費や共有施設の使用料など、追加の維持費が発生するケースもあります。

これらのコストは年々増加することもあり、思いがけない家計の負担になってしまうこともあります。

別荘を手放せばこれらのコストが削減できるのが大きなポイントです。

売却益を別の資産形成に活用できる

相続した別荘を売却することで得られる現金は、ただ単に手元に置いておくだけでなく新たな資産運用に活かすことができます。

相続税の支払いや自宅のリフォーム資金や子どもの教育費、老後の生活資金など人生のさまざまなステージで有効に使えるのがポイントです。

相続した別荘を売却するデメリット

相続した別荘を売却するデメリットは、以下の通りです。

  1. 売却時に税金や手数料が発生する
  2. 市場価値の変動による損失リスク
  3. 不動産を手放すことによる資産バランスの崩れ

それでは、相続した別荘を売却するデメリットについてご説明します。

売却時に税金や手数料が発生する

相続した別荘を売却すると、売却に伴う税金や手数料が発生します。

特に譲渡所得税が発生する場合、売却価格から購入時の価額や経費を差し引いた利益に対して税金が課せられます。

相続によって取得した場合、その相続時の評価額が基準となるため、購入価格と売却価格に差が大きいとその分税負担が大きくなります。

市場価値の変動による損失リスク

別荘を売却するタイミングが重要であることもデメリットの一つです。

別荘の市場価値は、立地や時期、経済状況に大きく左右されるため、特にリゾート地などの需要が季節や景気に依存するエリアだと、売却時に思った以上の価格で取引できない可能性があります。

売却時期を誤ると、市場価値が低迷しているタイミングで手放さなければならず、大きな損失を被ることがあるでしょう。

不動産を手放すことによる資産バランスの崩れ

相続した別荘を売却して得た現金は別の形で資産運用することができますが、その決断が逆に資産のバランスを崩すことにもつながる場合があります。

別荘を売却して得たお金を投資に回す場合、投資先によってはリスクが高くなり、安定した収益を見込めない可能性があるでしょう。

相続した別荘を所有するメリット

相続した別荘を所有するメリットは、以下の通りです。

  1. いつでも自由にリゾートライフが楽しめる
  2. 資産としての価値を維持・向上できる可能性がある
  3. 家族の思い出や絆を深める場になる

それでは、相続した別荘を所有するメリットについてご説明します。

いつでも自由にリゾートライフが楽しめる

別荘を所有している最大のメリットは、何といっても自分専用のリゾート空間をいつでも自由に利用できる点にあります。

忙しい日常を離れて思い立ったときにすぐリフレッシュできる場所があるというのは、大きな心の支えになります。

宿泊施設を予約する手間もなく、混雑する時期でも自分のペースで滞在できるのは所有しているからこその特権と言えるでしょう。

資産としての価値を維持・向上できる可能性がある

相続した別荘は単なる休暇用施設ではなく、大切な不動産資産の一つでもあります。

立地条件が良かったり人気のリゾート地に位置していたりする場合、年数が経っても資産価値が下がりにくいケースも珍しくありません。

定期的にメンテナンスを行ったりリフォームしたりすることで、むしろ資産価値を高められる可能性もあります。

将来的に売却する場合でも高い価格での売却が期待できるかもしれませんし、貸別荘として運用して収益を得るという選択肢も生まれます。

家族の思い出や絆を深める場になる

別荘は単なる物理的な建物ではなく、家族との思い出を育む特別な場所にもなり得ます。

普段は離れて暮らしている家族が夏休みや年末年始に集まって一緒に過ごす拠点となることで、家族間の絆をより強くすることができます。

子どもたちにとっては自然に囲まれた環境でのびのびと遊んだ思い出が一生の宝物となるでしょうし、大人にとっても心からリラックスできる時間を共有できる貴重な機会になるでしょう。

相続した別荘を所有するデメリット

相続した別荘を所有するデメリットは、以下の通りです。

  1. 維持管理にかかる手間と費用が大きい
  2. 利用頻度が低いと無駄なコストになりやすい
  3. 相続人同士でトラブルを引き起こす可能性がある

それでは、相続した別荘を所有するデメリットについてご説明します。

維持管理にかかる手間と費用が大きい

別荘を所有し続けると、建物や土地の維持管理に相当な手間と費用がかかります。

たとえ年間に数回しか利用しない場合でも定期的な清掃や修繕は必要ですし、長期間放置すれば建物の劣化が進んで資産価値が大きく下がってしまうリスクも高まります。

遠方にある別荘であればなおさら管理会社に依頼することが必要になり、その分コストもかさんでしまうでしょう。

利用頻度が低いと無駄なコストになりやすい

せっかく相続した別荘も頻繁に利用しないのであれば、ただコストだけがかかる「負動産」になってしまう恐れがあります。

固定資産税や都市計画税といった税金は使用頻度に関係なく毎年必ず発生しますし、リゾート地に位置している場合は管理費や共益費も追加で必要になるケースが多いです。

年に一度訪れるかどうかという状況であっても、所有し続ける限りこれらの支出は避けられません。

相続人同士でトラブルを引き起こす可能性がある

別荘を相続した際は家族や親族との間で管理や費用負担について意見が分かれてトラブルに発展するケースも少なくありません。

特に複数人で共有名義になっている場合、誰がどのように使うのか、維持費をどのように分担するのかといった問題が生じやすくなります。

別荘を所有するとどんな負担がかかる?

別荘を所有することは夢のリゾートライフを手に入れる喜びがある一方で、現実的にはさまざまな負担が伴います。

たとえ別荘をほとんど利用していなくても毎年必ず固定資産税や都市計画税といった税金が課税されるため、所有している限り継続的な出費を覚悟しなければなりません。

また、長期間使わない間にカビや害虫が発生したり、風雨にさらされて外壁や屋根が劣化したりするため、定期的な点検や修繕が欠かせません。

特に自然環境が厳しいエリアではメンテナンスの頻度や費用が想定以上にかかることもあります。

また、リゾート地にある別荘の場合、管理組合が存在していて管理費や修繕積立金が必要なケースも多いです。

これらも年単位でかかるため、ランニングコストとして無視できない負担です。

別荘の相続に関する法改正の影響もある

​近年の法改正によって別荘の相続に関する手続きや負担が大きく変わりつつあります。

​特に注目すべきは、相続登記の義務化です。​これまでは相続登記が任意であったため、手続きを先延ばしにするケースも少なくありませんでした。

​しかし、法改正によって相続登記が義務化されたので、正当な理由なく申請を怠った場合は10万円以下の過料が科される可能性があります。​

この変更は所有者不明の不動産が増加し、地域の景観や安全性に悪影響を及ぼすことを防ぐための措置とされています。

どんなケースが別荘の売却に向いている?

別荘の売却に向いているケースは、以下の通りです。

  1. 利用する予定がほとんどない場合
  2. 維持管理の負担が大きすぎると感じた場合
  3. 需要が高いエリアにある場合

それでは、別荘の売却に向いているケースについてご説明します。

利用する予定がほとんどない場合

別荘を相続したものの、実際にはほとんど訪れる予定がない、または将来的にも利用する見込みがない場合は売却を検討する良いタイミングです。

使用しないまま所有していると固定資産税や管理費といった費用だけがかかり続け、経済的な負担が積み重なっていきます。

また、空き家状態が続くと建物の劣化も進み、資産価値が下がってしまう恐れもあります。

維持管理の負担が大きすぎると感じた場合

別荘は一度手に入れたら終わりではなく、常に手入れを必要とします。遠方にある物件であれば定期的な訪問や点検だけでも相当な労力がかかり、管理を委託すればそれなりのコストも発生します。

特に築年数が古い別荘だと修繕費用も高額になりやすく、予期せぬ出費が続くことも珍しくありません。

このように別荘の維持が「楽しみ」ではなく「負担」と感じるようになった場合は、思い切って売却を検討するのが賢明な判断です。

需要が高いエリアにある場合

別荘が観光地や人気のリゾートエリアにある場合、売却市場でも高い需要が期待できるため、好条件で手放すチャンスが広がります。

近年ではリモートワークの普及により、都市部から離れた場所に拠点を持ちたいと考える人も増えており、別荘物件の需要が高まっています。

このようなタイミングで売却に踏み切れば、想定以上の価格で成約できる可能性があるでしょう。

別荘を所有していると有利になるケースとは?

別荘を所有していると有利になるケースは、以下の通りです。

  1. ライフスタイルの自由度が高まる場合
  2. 資産運用の幅が広がる場合
  3. 家族や親族との交流の場が生まれる場合

それでは、別荘を所有していると有利になるについてご説明します。

ライフスタイルの自由度が高まる場合

別荘を所有していると自分自身のライフスタイルに大きな自由が生まれるという点で非常に有利です。

たとえば仕事に疲れた時や日常から離れてリフレッシュしたいときに、思い立ったらすぐに行ける「自分だけの癒しの場所」があるのは大きな魅力です。

ホテルや旅館の空き状況を気にすることもなく好きな季節、好きなタイミングで滞在できるというのは別荘所有者ならではの特権といえるでしょう。

資産運用の幅が広がる場合

別荘を単なる休暇用の拠点としてだけでなく、資産運用の一環として活用できるのも大きなメリットです。

たとえば使わない期間は貸別荘や民泊として運用して、賃料収入を得ることもできます。

リゾート地や観光地に位置している別荘であれば一定の需要が見込めるため、安定的な副収入源となり得ます。

家族や親族との交流の場が生まれる場合

別荘は家族や親族、友人たちと特別な時間を共有できる場として大きな役割を果たします。

普段はそれぞれ忙しく過ごしていても別荘という非日常の空間に集まることで自然と心の距離も縮まり、深い交流が生まれます。

子どもたちにとっても自然豊かな環境でのびのびと過ごす体験は貴重な思い出となり、大人になったときに振り返る特別な場所になるでしょう。

まとめ

別荘を相続したからといって、必ずしもデメリットだけになるとは限りません。

別荘の売却や所有にはさまざまなメリットやデメリットがあるので、それぞれを比較して慎重に決めるのがおすすめです。

相続した別荘の売却・所有で迷われた際は、別荘売却ナビにお気軽にお問い合わせください。電話・メール・LINEから無料でご相談いただけます。

この記事の監修者

株式会社ミライエ

任意売却を中心に3,000件以上の実績
不動産競売流通協会 第1位
テレビ出演経験あり(ビートたけしのTVタックル出演)

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