
別荘を早く手放したいけれど、買い手がなかなか現れないためどうすれば良いか分からない…
別荘売却について業者に相談したけれどなかなか売れない…
別荘の利用機会が減ってきたため売却したいけれど、時間の余裕もなくて何をしたら良いか分からない…
この記事では、そのようなお悩みをお持ちの方向けに、別荘を確実に早く売却するためのポイントを分かりやすく解説します。市場動向や価格設定についても説明していますので、別荘売却にご関心をお持ちの方はぜひご覧ください。
記事の目次
近年の別荘の需要

バブル期の盛り上がりを見せた別荘市場は、長引く不況の影響で一時的に衰退しました。しかし最近になって再び人気が高まっています。これは、豊かな自然に囲まれた田舎での生活に魅力を感じる方が増えているからです。テレワークの普及で毎日の通勤が不要となり、二拠点生活やワーケーションを選択する人も現れています。
そして週末の休暇先やセカンドハウスとして、別荘に対する需要が伸びています。週末だけでも自然の中でリラックスしたいと考え、都会の喧騒から離れた場所にある別荘を求める方も少なくありません。主な別荘の使い道として以下が挙げられます。
- 週末を過ごす休暇地として
- テレワークの拠点
- 園芸、木工などの工房
- 星空観測
- 自然との触れ合いの場
- 釣りやハイキングの拠点
また、都市部から少し離れた静かな地域の物件も人気です。これらの地域は平穏で自然に囲まれた環境を提供し、テレワークを可能にするインターネット接続やリモートワークのための設備が整っている物件が注目されています。別荘は単なる休暇の場から、効率的な仕事とプライベートのバランスを実現する場所へと進化しています。
このようなライフスタイルの変化は、別荘市場に新たな動きをもたらし、別荘の売買に新しい機会を生み出しています。
速やかな別荘売却の必要性
別荘を早く売りたいけれど、放置しているという方も多いのではないでしょうか。別荘売却の先延ばしによって、どのようなデメリットが生じるのでしょうか?
売却を先延ばしで損すること
- 別荘の老朽化や売りに出される別荘の増加で、高く売れる機会を逃してしまう
- 定期的なメンテナンスや掃除が必要
- 空き家対策特別措置法の改正により、別荘が「管理不全空き家」に指定されると、固定資産税軽減の特例を受けられなくなる
- 空き巣、放火、不法投棄等の犯罪リスクがある
このように別荘を長く放置すればするほど別荘の価値も下がり、売り時を逃してしまいます。また不動産会社によっては査定にも時間が掛かるため、お客様の様々な事情に対応できないケースも多々あります。
それでは逆に売却を早めることで得することもご紹介します。
今すぐ売却をすることで得すること
- 地方移住・二拠点生活の希望者や別荘の保養所やワーケーション施設への活用が増えており、買い手が見つかりやすい
- 別荘の維持費・固定資産税を抑えられる
- 別荘を早く手放すことで子供に負担をかけずに済む
- 相続した別荘の早期売却で税制面での優遇(取得費加算の特例)を受けられる
最近は別荘の需要が伸びているため買い手も多く、すぐに手放すことで税金の負担も抑えられます。
他社に別荘買取を断られてしまうケース

業者に別荘の買取を依頼しても断られてしまった経験をお持ちの方もいるでしょう。別荘の買取を断られてしまうケースは大きく分けて3つあります。
土地の需要が少ない
別荘の売却が難しい最大の理由は、その土地の需要が少ないことです。一般的に不動産物件の購入希望者は主にマイホーム用の土地や建物を求めます。しかし多くの別荘は山や森林などの場所に位置しており、生活には不便が伴います。このため買主が現れにくい点が課題です。
別荘を所有すれば、住んでいなくても固定資産税や建物の管理費用が発生します。更に遠方にある別荘の管理には時間や費用・労力が必要です。また、敷地内での不法投棄などの問題が生じた場合、所有者は郊外の別荘まで足を運び手間や費用をかけてゴミを処理しなければなりません。
これらの事情から、住居としての需要が低いことと、管理や経費の負担が重なることが別荘の売却が難しい原因となっています。
建物が古く老朽化が進んでいる
お客様の中には長らく別荘を売るタイミングを逃してしまい、買手が付かなくなるケースも多いです。別荘は1970年代から1980年代に建てられた物件が多く、老朽化が進んでいる物件も少なくありません。このような修繕が必要な物件は、買い手を見つけるのが難しくなります。別荘の老朽化に対処する手段として、ホームクリーニング、リフォーム工事、および修繕が挙げられます。
老朽化が進んだ別荘をメンテナンスし、未来の所有者が心地よく利用できるようにするには、定期的なホームクリーニング、必要に応じたリフォーム工事、および修繕が欠かせません(ただし、修繕をしないと別荘を売却できないわけではありません。弊社では修繕をしていない別荘の買い取りも承っております)。
不便な立地・商業施設が少ない
さらに、これらの別荘が避暑地や観光地から離れた不便な立地にあることや、近隣の商業施設が撤退していることも売れにくい要因となっています。生活の利便性が低い地域にある物件は、飲食店や医療施設が近くにない場合、さらに売りにくくなります。
また、別荘の購入者は管理費や固定資産税、住民税などの継続的な費用を考慮する必要があります。これらの費用は購入を考える上での大きな障害になります。特に最近の別荘購入者は低維持費かつ便利な生活環境を求める傾向にあり、これらの古い別荘は市場での競争力を失いつつあります。
その他、不動産市場のトレンドを把握しターゲットとなる購入層に合わせたマーケティング戦略を立てることも重要です。これには適切な価格設定や効果的な広告が含まれます。
別荘の価値がある前に確実に別荘を売りたいとお考えでしたら、別荘売却ナビを運営している株式会社ミライエにぜひ一度ご相談ください。
- 古い別荘は老朽化が進み、買い手がなかなか見つからない。
- 不便な立地や周囲の商業施設の不足も問題になっている。
- 別荘の維持費や税金が購入のネックになっている。
- 最近の買い手はコストが抑えられて便利な場所を求めている
- 不動産市場の動向やターゲット層に合わせたマーケティングが重要。
売れない別荘地を処分する3つの方法

売却金額を下げる
別荘の需要が低い場合でも、売却金額を引き下げることで購入希望者が現れる可能性があります。
ただし、極端に低い価格での売却は購入希望者が現れてから価格を引き上げることが難しくなります。また、あまりにも低価格な場合、事故物件や訳あり物件と見なされ、購入希望者から避けられるリスクも考えられます。
極端に低い価格を設定して購入希望者を待つよりも、不動産買取業者に相談をして買い取ってもらう方が合理的と言えます。
管理業者に費用を払って管理や買取をしてもらう
GWや夏休み、年末年始など、別荘をまとまった期間しか使用しないため、別荘の管理を業者に委託している方も多く見られます。
使用していない別荘を管理業者が所有者の代わりに別荘を引き取るケースもあります。この場合、元の所有者は固定資産税や建物の管理から解放されますが、引き取ってもらう際に費用が発生することもあります。
知り合いや親族に譲渡する
知人や親族が別荘を希望している場合、別荘を譲渡する方法も考えられます。ただし、個人間の取引には潜在的なトラブルが伴います。例えば、売買契約書に建物の欠陥が十分に記載されていない場合、引き渡し後に買主が売主を訴えるといった問題が生じる可能性があります。
トラブルを回避するためにも、契約書の作成や登記手続きを司法書士に依頼されることをおすすめします。
別荘売却の流れ

「買取」または「仲介」のどちらを希望するかにもよりますが、不動産会社に別荘の売却を依頼する際の流れは以下の通りです。
買取の場合の流れ
- 不動産会社にお問い合わせ
- 不動産会社による物件査定
- 売買契約の締結
- 別荘の引き渡し
仲介の場合の流れ
- 不動産会社にお問い合わせ
- 不動産会社による物件査定
- 媒介契約の締結
- 販売活動開始
- 売買契約の締結
- 別荘引き渡し
以上が別荘売却の大まかな流れとなります。別荘売却ナビを運営する株式会社ミライエでは、別荘売却の相談から買取・仲介までスムーズに行うことができます。
まとめ
今回は別荘の買取を断られる理由と売却するための方法についてご紹介しました。別荘を売却せずに放置すると建物の老朽化が進み、売却のタイミングも逃してしまいます。別荘の処分にお悩みでしたら、別荘売却ナビを運営する株式会社ミライエにぜひご相談ください。
- この記事の監修者
-
株式会社ミライエ
任意売却を中心に3,000件以上の実績
不動産競売流通協会 第1位
テレビ出演経験あり(ビートたけしのTVタックル出演)
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