
自然豊かな環境で過ごす時間は何事にも代えがたいものです。別荘の購入を希望される方も増えています。最近、別荘をDIYして快適な空間を作りたいというニーズが広がっていることをご存じでしょうか。
この記事では別荘の売却を検討しているオーナー様向けに、別荘のDIY需要や売却についてのポイントを解説します。
記事の目次
別荘の人気の高まりとDIYの例

バブル期の盛り上がりを見せた別荘市場は、不況の影響で一時的に衰退しましたが、最近になって再び人気が高まっています。これは、豊かな自然に囲まれた田舎での生活に魅力を感じる方が増えているからです。
近年はテレワークの普及により毎日の通勤が不要な職業も増え、二拠点生活やワーケーションを選択しやすくなりました。30代から40代の方で休日にDIYを楽しむという層を中心に、別荘のDIYに関心を持つ方も増えています。
購入した別荘で行うDIYの一例としては以下が挙げられます。
- ウッドクラフト – 小さな棚や収納ボックスなどを作る。
- ヴィンテージ家具の作り替え – 古い家具を塗り替えて新しい風に仕上げる。
- ガーデニングボックス – 小さな庭園を作成し、植物を育てる。
- キッチンガーデン – キッチンで使うハーブなどを育てる。
- レザークラフト – 鍵入れや財布などの小物を手作りする。
- ペーパークラフト – カードや装飾品を手作りする。
DIYに向いている別荘について

ここではDIYに向いている別荘についてご紹介します。所有している別荘に共通な点があれば、DIYを目的とする買い手に高く売れる可能性があります。
古い建物や改装が必要な物件
古い建物や修復が必要な物件は、DIYの機会が豊富です。内外の改装や修繕を行いながら、自分の好みに合わせて別荘をカスタマイズすることができます。
手入れが比較的容易な庭園
広大な庭園や雑草が生い茂る庭よりも、管理がしやすく手入れが比較的容易な庭園が好まれます。簡単に維持できる植物や花壇があると、DIY愛好者は庭いじりを楽しむことができます。
木造建築のデザイン
木造の別荘は手作業でのメンテナンスや修復がしやすく、DIYに向いています。
オープンな間取り
オープンな間取りの家は改築やセルフリノベーションがしやすく、DIYで自分の好みに合わせてカスタマイズがしやすいです。
近くにDIYの資材店やホームセンターがある
DIYを進める上で、資材や道具を手に入れられるDIYの資材店やホームセンターが近くにあると便利です。以下は全国に店舗を展開するホームセンターの一覧です。このような店が別荘の近くにあるとDIY目的の買い手に好まれます。
- コメリ
- DCM
- DCMニコット
- コーナン
- ナフコ
- カインズ
- ケーヨーデイツー
- ジュンテンドー
- ビバホーム
- サンデー
- ダイユーエイト
- グッデイ
- 島忠
- ロイヤルホームセンター
- ひらせいホームセンター
- ホームセンタームサシ
- ホームセンターバロー
- 綿半ホームエイド
- ホームワイド
リフォーム不要?DIY需要と別荘の売却時期

別荘を所有する方は中年から高齢の方が多い傾向ですが、バブル期に購入した別荘だと既に資産価値がなくなっている物件も多くあります。
築年月が古いと買い手がつきにくいものですが、DIY目的の場合は購入後に自分好みにリフォームするため、物件が古いことがマイナス要因になりづらいという特徴があります。
しかし、別荘を放置していると別荘の維持費・固定資産税が掛かり価値も下がるため、別荘の処分を検討されている場合は速やかに対処することをおすすめします。
速やかな別荘売却の必要性

別荘を購入したけれど長らく放置しているという方も多いのではないでしょうか。別荘売却の先延ばしによって様々なデメリットが生じます。
売却を先延ばしで損すること
- 別荘の老朽化や売りに出される別荘の増加で、高く売れる機会を逃してしまう
- 定期的なメンテナンスや掃除が必要
- 空き家対策特別措置法の改正により、別荘が「管理不全空き家」に指定されると、固定資産税軽減の特例を受けられなくなる
- 空き巣、放火、不法投棄等の犯罪リスクがある
このように別荘を長く放置すればするほど別荘の価値も下がり、売り時を逃してしまいます。また不動産会社によっては査定にも時間が掛かるため、お客様の様々な事情に対応できないケースも多々あります。
それでは逆に売却を早めることで得することもご紹介します。
今すぐ売却をすることで得すること
- 地方移住・二拠点生活の希望者や別荘の保養所やワーケーション施設への活用が増えており、買い手が見つかりやすい
- 別荘の維持費・固定資産税を抑えられる
- 別荘を早く手放すことで子供に負担をかけずに済む
- 相続した別荘の早期売却で税制面での優遇(取得費加算の特例)を受けられる
最近は別荘の需要が伸びているため買い手も多く、すぐに手放すことで税金の負担も抑えられます。
別荘売却の流れ

別荘売却で「買取」または「仲介」のどちらを希望するかにもよりますが、不動産会社に別荘の売却を依頼する際の流れは以下の通りです。
買取の場合の流れ
- 不動産会社にお問い合わせ
- 不動産会社による物件査定
- 売買契約の締結
- 別荘の引き渡し
仲介の場合の流れ
- 不動産会社にお問い合わせ
- 不動産会社による物件査定
- 媒介契約の締結
- 販売活動開始
- 売買契約の締結
- 別荘引き渡し
以上が別荘売却の大まかな流れとなります。別荘売却ナビを運営する株式会社ミライエでは、別荘売却の相談から買取・仲介までスムーズに行うことができます。
まとめ
別荘をDIYして快適な空間を作りたいというニーズが広がり、別荘購入に関心を持つ方も増加しています。そこで今回は、別荘オーナー様向けに別荘売却のポイントをご紹介しました。
DIY需要に伴って古い別荘も人気ですが、それでも別荘売却は早ければ早いほど資産価値も高く、高額で買い取ってもらいやすくなります。
別荘売却の判断が難しい場合は、不動産会社や専門家に相談することで別荘経営のアドバイスをもらうこともできます。別荘売却ナビを運営する株式会社ミライエでは別荘経営に関する相談も受け付けておりますので、ぜひご相談ください。
- この記事の監修者
-
株式会社ミライエ
任意売却を中心に3,000件以上の実績
不動産競売流通協会 第1位
テレビ出演経験あり(ビートたけしのTVタックル出演)
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